動物行動学&トレーニング勉強会
東海地区動物行動学&トレーニング勉強会は、動物行動学とトレーニングに関する知識・情報を普及し、トレーナー間の情報交換や連携の場づくりを目的に実施している勉強会です。2014年の第1回の開催より、ドッグトレーニングや動物行動の専門家にお越しいただき、勉強会を開催してきました。
問題行動/飼育放棄/殺処分など、人と犬の間で起こる問題を解決するためには、犬を理解するための知識が必要であり、そのためには、一般の飼い主さんがにパピークラスに参加し、子犬の社会化と飼い主教育を受ける文化を作ることが急務と考えています。現在パピークラスの普及率は10 ~ 20%程度ですが、将来的に80 ~ 90% となるためには、ペットショップと連携したパピークラスの需要喚起と、受け皿となる地域のトレーナー同士の連携や情報交換が必要と考えております。
勉強会では、動物の行動とトレーニングに興味のある方同士のでの勉強と情報交換を通じて、東海地域において、そのネットワークを作り、パピークラスをはじめとした、飼い主への情報発信の連携を作ることを目的にしています。東海地域が、より人と犬に優しい社会になることを目指して活動していきます。
2017年度実施予定
9月11日 鹿野正顕先生 新生子期~社会化期の行動発達を知りパピークラスの実践に取り入れる
子犬の社会化はその後の成長に大きな影響を与え、社会化不足は場合によっては生涯にわたる問題行動の原因になります。パピークラスでは社会化を促進させるプログラムが必要とされますが、その実施には理論的な背景が欠かせません。子犬期の行動発達を学び、今以上に、犬の
精神的成長をサポートできるパピークラスの実施を目指します。
11月13日 齋藤美紀先生 応用行動分析学の基本と犬の行動の捉え方
応用行動分析学(ABA:Applied Behavior
Analysis)は、 行動と行動変化のしくみを科学的に理解し、それに基づくテクノロジーを用いて、人や動物の生活を改善し、向上させることを目的としています。ABAに基づく行動介入は、環境を変え、行動だけだはなく、生活の質の改善を目指します。この回では、行動はなぜ存在するのか、なぜ繰り返されるのかを科学的に理解し、科学を実際の場面に適用するために不可欠な倫理の基礎も学びます。
12月18日 齋藤美紀先生 応用行動分析学を用いた問題行動の改善法と事例紹介
行動と行動変化のしくみを理解した上で、どのように対処したい行動を理解、分析し、生活の質を維持、向上させながら、それを改善していくのかについて学びます。科学の適用に不可欠な倫理についても、さらに詳しく、よいアニマルケアの4つの柱と、そのひとつである行動のマネージメントについて整理し、ケア・ギバー(ケアの提供者)としての私たちの役割や目指すべきことについても学びます。
3月12日 白井春佳先生 身体疾患が関係する問題行動と、改善における獣医師との連携の必要性
犬の問題行動の発生は、いわゆる『しつけ』の問題だけで起こっているわけではなく、痛み・神経疾患・内分泌疾患など身体疾患が関係するものが少なくありません。また強度の恐怖や不安を伴う問題行動では薬物療法が用いられることがあります。問題行動の改善には獣医師との連携が不可欠です。トレーナーは獣医師とどのような連携を持てばよいか学びます。
開催概要
会場:ウインクあいち 1204会議室
(愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38)
JR名古屋駅から徒歩5分
日時:各日 13時開場、13時半開始、16時半終了、17時半~懇親会(希望者のみ)
参加申し込み方法:FAXもしくは申し込みフォームより受付 要予約
申し込みフォーム→ https://goo.gl/forms/6IMdYPFMBvNSTClJ3
(定員を超える場合はキャンセル待ちとなることがあります)
ご登録後、info@hasc02.sakura.ne.jpより受付完了メールをお送りさせていただきます。
事前支払いの方は受付完了メールに記載の口座に期日までにお振込みをお願いいたします。(振込手数料はお客様負担)
受付完了メールがお申し込みから5日過ぎても届かない場合は、お問い合わせください。
参加費:単発受講 事前支払い 5,000円/回
当日支払い 6,000円/回
4回セット 事前支払い 18,000円
キャンセル料に関しましては
開催日の7日前まで:無料
7日から~前日:50%
当日:100%
となっております。
定員:50名
懇親会:3,500円/回(会場近くの飲食店にて)
お問い合わせ先:人と動物の共生センター(ONELife内)
電話 058-214-3442、Fax 058-214-3640
Mail info@hasc02.sakura.ne.jp