ぎふ動物行動クリニックとは

ぎふ動物行動クリニックは、犬猫の問題行動の治療を専門にした動物病院です。全国で唯一、獣医行動診療科認定医が2名在籍する(2022年現在)、専門性の高い動物病院です。オンライン行動カウンセリングや、預かりによる行動治療も含めて実施しています。

私たちは、犬猫を治療すると同時に、飼い主様と犬猫たちの生活の支援者でありたいと考えています。

自分の尻尾を噛む犬
自分の尻尾を噛む犬

私たちの考え方

しつけが悪かったから、こうなったんですよ

と、飼い主を責めるような言説も見られます。

しかし、犬猫の問題行動は、遺伝、生育環境、社会化、学習、生活環境、健康状態など様々な要因が複雑に絡み合い発生しています。

決して「飼い主のせい」ではありません

そこには、「真の原因」があります。

目が見えにくくなったことで攻撃的になった柴犬
目が見えにくくなったことで攻撃的になった柴犬

問題行動を発生させているということは、犬猫は何らかの苦しみを抱えています。

「真の原因」を見つけ、苦しみを取り除くことでこそ、問題は改善に向かいます。

治療対象の例

  • 血が出る程咬む、縫うほど噛む、唸るなどの攻撃行動
  • 過剰な興奮
  • 吠える問題(過剰咆哮)
  • 留守番ができないなどの分離不安
  • 花火や雷などの恐怖症
  • 不適切な場所での排泄
  • 尻尾を追う・手足を舐める・毛をかじる
  • 自傷行為・常同障害
  • 高齢性認知機能不全(認知症) など

年間症例数(初診件数)

日本随一の初診症例数です。多様な問題行動の相談を受け、解決に尽力しています。

  • 2021年度:192件
  • 2020年度:178件
  • 2019年度:127件
  • 2018年度:125件
  • 2017年度:83件
  • 2016年度:70件

実施体制

獣医師

奥田 順之(獣医行動診療科認定医:2017年合格)

鵜海 敦士(獣医行動診療科認定医:2021年合格)

家庭犬トレーナー

原田 浩光(CPDT-KA)

島田由紀子(CPDT‐KA)

吉田 美優(研修中)

お気軽にお問い合わせください。058-214-3442受付時間 9:00-17:00 [ 月・火 除く ]

お問い合わせ

行動診療の流れ

①ご予約・問診票の記入
お電話(058-214-3442)もしくはお問い合わせフォームにてご予約ください。事前に問診票をお送りいたします。現在の問題行動の状況や既往歴などを記入いただき、当日お持ちください。

犬の問診票 ダウンロードWord版PDF版
猫の問診票 ダウンロードWord版PDF版
②ご来院/往診/オンライン接続
診察当日になりましたら、ご来院ください。犬猫を移動させることができないという場合は往診を行います。遠方の場合は、オンライン行動カウンセリングも可能です。
▶オンライン行動カウンセリング
③問題行動の状況の聞き取り
問題行動の状況をお伺いし、どのような状況でどの程度の問題行動が発生しているかお話をお伺いします。問題行動の発生状況や生活環境を撮影してきていただけると助かります。
④問題行動の診断
問題行動がなぜ発生しているか原因を探ります。必要に応じ、身体検査等を行い、医学的疾患の可能性を検討します。飼い主様には、問題行動の発生原因についてお話します。
⑤問題行動改善に向けたコンサルテーション
生活環境や生活習慣の改善、関わり方、トレーニング法などをお話いたします。今日からできる、飼い主様でも実行しやすい方法、それぞれのご家庭に合った方法を一緒に考えてご提案します。
⑥薬物療法の検討
異常行動がみられる問題行動や、強い不安感・恐怖心・衝動性のみられる場合、薬物療法を検討します。副作用等、飼い主様が不安に思うことについてもしっかりと説明させていただきます。
⑦外科療法等の検討
深刻な問題行動の場合は、犬歯を削る/抜く手術を含め、外科療法を推奨する場合もあります。かかりつけ動物病院、もしくは専門の二次診療動物病院と連携して行っていきます。
⑧フォローアップ(再診)
初診後、2週間~4週間に一度フォローアップ(再診)をいたします。問題行動の改善の状況や変化をお聞かせいただき、状況に合わせた助言を行います。薬物療法を行っている場合は、処方の調節を行います。

診察予約・ご料金など

初診料金

  • 初診料 3,300円
  • 指名料 3,300円(獣医師指名のある場合のみ)
  • カウンセリング料金(10分毎) 1,100

※内服薬等は別途料金がかかります

カウンセリング時間60分、指名なしの場合

初診料3,300円+カウンセリング料金(10分毎)1,100円×6=9,900円

初診時間(目安)

所要時間:60~120分程度

ご予約について

ご予約は、電話(058-214-3442)もしくは、問い合わせフォームよりお願いします。

お気軽にお問い合わせください。058-214-3442受付時間 9:00-17:00 [ 月・火 除く ]

お問い合わせ

往診について

攻撃行動や老齢で移動が困難な場合など、往診を実施しております。

往診料:8,800円+(110円/km × 往復の距離)+高速料金+診察料

※内服薬等は別途料金がかかります
(2021年12月27日改訂)

預かりによる行動治療について

非常に危険な犬の攻撃行動では、飼い主様が直接犬を触れない近づくだけで攻撃されるといった状況もあります。そうした場合に、一時的に当院でお預かりし、犬の状態を落ち着かせるとともに、飼い主様の生活の立て直しの期間に充てていただくために、預かりによる行動治療を行っております。

攻撃行動で追いつめられ、飼育放棄安楽殺を考える飼い主様からの相談も多くいただいています。私たちは、あらゆる手段を用いて、犬たちの命と共に、飼い主さんの命と生活を守りたいと考えています。

オンライン行動カウンセリング

ぎふ動物行動クリニックでは、オンライン行動カウンセリングを行っております。オンライン行動カウンセリングでは、コミュニケーションアプリZOOMを使って、全国どこからでも、問題行動に関するご相談を受け付けております。

獣医師紹介

奥田順之

獣医行動診療科認定医

院長

飼い主さんに寄り添った診療を

・日本獣医行動研究会広報委員会委員長
・鹿児島大学講師(動物行動学)

Profile Picture

犬猫の問題行動の中でも、特に攻撃行動では、飼い主さんの身体の怪我につながるだけでなく、犬の攻撃におびえ、精神的にも追いつめられることがあります。周囲の人に「飼い主のしつけが悪い」と心無い言葉に傷つくこともあるでしょう。私たちは、飼い主さんの不安に寄り添い、心に寄り添い、飼い主さんと犬猫たちが絆を結べるように、できる限りの知恵と工夫でサポートいたします。どうぞ、安心して相談してください。

鵜海敦士

獣医行動診療科認定医

副院長

飼い主さんと犬猫たちが分かり合えるサポートを

・日本獣医行動研究会幹事

Profile Picture

大学3年生の時の動物行動学の講義に感銘を受け、大学時代から行動診療科に携わる獣医師を目指しました。卒後3年間は愛知県半田市の「なりた犬猫病院」にて2次診療を含めた一般臨床を網羅的に学び、2019年4月より、ぎふ動物行動クリニックにて行動診療科で診察をしています。飼い主さんと犬猫たち、互いの気持ち・感情が分かり合えるよう、一歩前に進めるサポートをしたいと思っています。

【学会発表・論文投稿実績】
・2018年 動物臨床医学会 年次大会 消化器分科会 アワード受賞
「内臓錯位および後大静脈欠損を伴った門脈体循環シャントの犬の1例」
・動物臨床医学 vol.29 No.1 2020 p14~19
「内臓錯位および後大静脈欠損を伴った門脈体循環シャントの犬の一例」
・2020年 日本獣医内科学アカデミー 学術大会
「行動診療科における遠隔診療の課題と有用性」