犬と猫の問題行動(咬む・吠える・自傷行為等)の改善・治療を行っています
ぎふ動物行動クリニックは、犬猫の問題行動の改善・治療を行う専門の動物病院です。問題行動の相談と治療を行っております。当クリニックの院長奥田は、2017年に日本で8人目となる獣医行動診療科認定医を取得しています。
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適切な治療を行えば、多くの症例で症状が緩和されます。症状が悪化する前に、行動診療を行っている獣医師にご相談にお越しください。わからないこと、不安なことがあれば、当院にお気軽にお問合せください。
(ぎふ動物行動クリニック 獣医行動診療科認定医 奥田順之)
治療対象の例
咬むなどの攻撃行動
過剰な興奮
吠える問題(過剰咆哮)
留守番ができないなどの分離不安
花火や雷などの恐怖症
不適切な場所での排泄
尻尾を追う・手足を舐める・毛をかじる・自傷行為などの常同障害
高齢性認知機能不全(認知症)
ぎふ動物行動クリニックとは
動物の問題行動は、飼い主さんとの関係の不和、持続的なストレス、幼少期の経験や社会化不足、遺伝、身体の疾患など様々な要因から発生しています。『飼い主さんとの上下関係ができていないから言うことを聞かない、咬むんだ。上下関係をわからせなきゃいかん。』と言う説を耳にすることもあるかと思いますが、間違った解釈です。正しい認識に立って関係を作ることが大切です。
なぜ、動物たちが問題行動を起こすのか、きちんと原因を明らかにし、環境・接し方・精神的刺激・トレーニングなどの改善を行い、生活全般のストレスケアをしていくことが、問題改善には必要不可欠です。犬猫の問題行動にお悩みの方は、当院のカウンセリングをご利用ください。
年間症例数(初診件数)
2019年:127件
2018年:125件
2017年:83件
2016年:70件
獣医師2名・トレーナー3名体制(一般レッスン含)で診察しています。
カウンセリング・治療・改善の流れ
ご予約・問診票の記入
まずは、お電話やメールにてカウンセリングをご予約ください。事前の問診票をお送りいたします。問診票に現在の問題行動の状況や既往歴などを記入いただき、カウンセリング当日にお持ちいただきます。
カウンセリング
カウンセリングでは、これまでの問題行動の履歴や既往歴をお伺いし、診断とコンサルテーションを行います。
①問題行動の状況の聞き取り
まずは、問題行動の状況をお伺いし、どのようなタイミングでどの程度の問題行動が発生しているかお話をお伺いします。診察室や屋外で問題行動の状況が観察できる場合は観察させていただきます。家で発生している問題行動の場合は、ビデオに撮影してきていただけると助かります。
②問題行動の診断
それぞれの問題行動がなぜ発生しているか原因を探ります。合わせて身体検査等を行い、身体疾患の可能性を検討します。飼い主様には、なぜ問題行動が発生しているのかの原因についてお話します。
③問題行動改善に向けたコンサルテーション
問題行動改善に向けた、生活習慣の改善や、トレーニング法などをお話いたします。ゲージの位置を変えたり、犬と接する方法を少し変えるだけでも、問題が大きく変化することがあります。今日からできること、一般の飼い主様にも実行しやすい方法、それぞれのご家庭に合った方法を一緒に考えてご提案します。
④薬物療法・外科療法等の検討
一部、深刻な問題行動の場合は、薬物療法や外科療法(避妊去勢手術・抜歯手術等)を推奨する場合もあります。飼い主様の希望をお伺いしつつ、適切な方法を選択できるように情報提供させていただきます。外科療法についてはかかりつけ動物病院の先生と連携して行っていきます。
フォローアップ
カウンセリング後、2週間~4週間に一度フォローアップの時間を取らせていただいています。
フォローアップでは、問題行動の改善の状況や変化をお聞かせいただき、コンサルテーションを行っていきます。一つの方法だけがうまくいくとは限りませんので、いろいろな方法を試す必要があるかもしれません。また、薬物療法を行っている場合には、症状に合わせた処方の調節を行っていきます。
カウンセリングをご希望の方は、お電話もしくは以下のフォームよりお問い合わせください。
所要時間:60~120分程度
料金:1時間8,800円・追加10分1,100円
※内服薬等は別途料金がかかります
往診について
攻撃行動や老齢で移動が困難な場合など、往診によるカウンセリングを実施しております。
お気軽にご相談ください。
往診料:8,800円+(100円/km × 往復の距離)+高速料金+診察料
※内服薬等は別途料金がかかります
(2019年6月1日改訂)
ぎふ動物行動クリニック 院長:奥田順之
理事長 獣医師 奥田順之
・獣医行動診療科認定医
・日本獣医行動研究会広報委員会委員長
・鹿児島大学講師(動物行動学)
2012年、犬猫の殺処分問題解決を目的に、NPO法人人と動物の共生センター設立。殺処分・飼育放棄問題の解決には、適正飼育の普及が必要不可欠との観点から、犬のしつけ教室ONELife/ぎふ動物行動クリニックを開設。”犬猫の問題行動”と捉えるのではなく、”犬猫と人の間に起こる問題”と捉え、犬猫の改善ではなく、両者の関係の改善、人側の犬猫との付き合い方の改善に力を入れている。年間のべ4000組以上のレッスン、100例以上の問題行動の新規相談を行い、問題解決への支援を行っている。2017年全国で8人目となる、獣医行動診療科認定医取得。日本獣医行動研究会広報委員会委員長。
【オンライン行動カウンセリングのご案内】
当院では、獣医行動診療科認定医らによる、オンライン行動カウンセリングを実施しております。人の危険があるなど、緊急の対応の必要がある場合は、ご相談ください。詳細はこちら。
【預かりによる問題行動トレーニングのご案内】
家族に対する攻撃行動など、非常に危険で、人の安全確保が難しい例をはじめとして、飼い主では手に負えない場合には、獣医行動診療科認定医監修の元、長期預かりトレーニングを行っております。詳細はこちら。