［浜松活動報告］咬んでしまうポメさんの暮らしをサポート | 藤枝市への往診より

藤枝市で暮らすポメラニアンさんの行動に関するご相談を受けて、ご自宅にお伺いしました。

ご相談の内容

今回のご相談は、ご家族に対して咬んでしまうというものでした。

以前から少し咬む様子はあったそうですが、最近は強くなってきて、
・抱っこができない
・おむつ替えのときに咬まれるようになった
といった困りごとが日常の中で増えているとのことでした。

わんちゃんはもともと2階のおばあちゃんのお部屋を居場所にしていましたが、階段を自力で登りきることができず、以前はご家族が抱っこして連れて行っていたそうです。
ところが今はその抱っこもできなくなり、2階に行くこと自体を諦めているという状況でした。

ご家族とのお話の中で

明確なきっかけと考えられるような大きなトラブルや環境の変化はなかったものの、日々の中で「嫌なことを咬むことで回避する経験」が少しずつ積み重なっていった可能性が考えられました。

ご家族とは、今できること・今避けたほうがいいことを一緒に整理しながら、まずは、安心できる環境を整えること、咬む状況を作らない対策から始めていくことになりました。

おわりに

咬む行動は「困った行動」として見られがちですが、その背景には不安や戸惑いがあることが多いです。
行動診療では、叱ったり無理に従わせたりするのではなく、動物と人、どちらも無理なく暮らせる関係を一緒に考えていくことを大切にしています。

今回は藤枝市まで伺いましたが、浜松市以外の近隣地域からのご相談も可能です。
「最近ちょっと困っていて…」という方も、どうぞお気軽にご相談くださいね。

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