11月中旬とも思えないぐらいの快晴の中、25名(内子供5人)の参加者の皆様と岐阜市保健所畜犬管理センターの見学をしました。保健所の職員の方から犬猫が持ち込まれる現状や殺処分にならないために努力していることなどをお話ししていただきました。
その後施設内に入り、現在収容されている犬猫の様子をみて、部屋がいっぱいになると長くいる子、回復の見込みのない子から処分せざるを得ない現状を知りました。施設の外には業務用冷蔵庫のような外見をした、殺処分機もあります。
そんな現状に向き合う岐阜市動物愛護推進員の田口さんは「飼育放棄で行き場をなくした犬達で犬舎がいっぱいになると、迷子で収容された犬が出てきたときに、場所を空ける為にボランティアに連絡をするか、処分せざるを得なくなる。皆さん、迷子札、マイクロチップなど愛犬が保護されてもすぐに家に帰れるように備えをしてください」とお話してくださいました。
こうしたお話を聞いて参加者の皆さんが「自分にもなにかできないか」と思ったときに役立つように、岐阜市で活動している犬猫保護団体をまとめた冊子をお渡ししました。
昼食の交流会では自己紹介のあと、皆さん自分の想いやこれから必要なこと、興味のある活動など席を移動して和気藹々と盛り上がっていました。先に現状を知って、後で皆で気持ちを共有できる時間はとても大切だなと思いました。
参加者の方の感想をいくつかご紹介します。
「実際に見ることのインパクトはすごい。匂い、音なども。」
「自分のやりたい活動が見つかった」
「社会的に意義のあるイベントだと思った」
「ずっと(保健所に)行ってみたいと思っていたので、行けて良かった」
などのご感想をいただきました。
沢山の方に現状を知っていただいて、殺処分をする必要のない社会へと一緒に進んで行けますように!
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