浜北方面からご相談に来てくれた柴犬さんのケース
今回ご相談に来てくださったのは、浜北方面からお越しのご家族。8歳になる柴犬さんの「咬む行動」に悩んでのご相談でした。
「やたらめったら咬む」というよりは、場面やタイミングが限られていて、抱っこもできるし、私にもフレンドリー。ただ、以前は飼い主さんの就寝中、寝返りを打っただけで咬まれるようなことが続いていたそうです。
就寝時の環境を見直して、安全確保
その状況を受けて、ご家族はわんちゃんと寝室を別にする決断をされました。ずっと一緒に寝ていたので、最初は寂しがってドアをカリカリしたりもしたそうですが、"心を鬼にして"がんばってくださったとのこと。
今では就寝中の事故はなくなり、安全に過ごせているそうです。素晴らしい決断と継続ですね!
現在お困りなのは「リビングでの咬みつき」
現在の主な課題は、リビングでの咬みつき。特に、お父さんがソファから立ち上がる時など、ふとした動きに反応して咬むことがあるそう。
ただ、それも毎回ではなく、突然のように見えるため、ご家族も驚いてしまうとのことでした。
よくよくお話を伺うと、咬まれるのは必ず、わんちゃんがリラックスして横になっている時や眠っている時。つまり、以前の就寝時と似たようなシチュエーションなんです。
日常の関わり方も影響しているかも
さらに、こういったシチュエーションで咬まれるのはお父さんだけであることから、普段の接し方も要因になっている可能性があるとお話しました。
お父さんは時々、大きな声で叱ったり、ちょっかいをかけて遊んだりすることがあるそうで、そうしたやり取りが積み重なって、わんちゃんが「この人は警戒すべき存在かも」と感じてしまっているのかもしれません。
安心できる環境と信頼関係を少しずつ
今回のレッスンでは、まずは安心して過ごせる場所を確保すること、そして日常の中で少しずつ信頼関係を育てていくことをお伝えしました。
お父さんには「怖いことはしてこない存在」として信頼してもらえるよう、好きなおやつを使ったポジティブな関わり方を提案。日々のちょっとした配慮と積み重ねが、行動を改善する大切な土台となります。
最後に
柴犬さんのように、繊細で警戒心の強いタイプのわんちゃんは、何かの拍子に咬むようになってしまうこともあります。けれど、その背景には「脅威に感じている状況」や「信頼関係の揺らぎ」があることがほとんど。
ちょっとした環境の工夫と、日々の関わり方の見直しで、状況がぐっと良くなるケースも多いです。
同じようなお悩みをお持ちの方も、ぜひ一度ご相談くださいね。
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