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基本の情報
- 犬種:トイプードル
- 年齢:4歳10か月
- 性別:オス
- 1週間ほど前に、譲り受けたばかり
- 飼い主さん家族は、夫、妻の2人
- 基本的にリビングで生活している
【咬みつき】攻撃行動の経歴
- 譲り受けた初日~3日目まで、散歩時及び散歩後にお尻や足を濡れタオルで拭くと嫌がり、抱き上げて拭こうとすると余計に嫌がって歯をむき出して攻撃するようになった。足を拭けないため、4日目からは散歩に行っていない。
- テーブルの上に乗って、そこにあった人間の食べ物を床に下ろして食べていたため、お母さんが取り上げようとしたら、足を咬まれた。
診断とお話し
- トリミング台の上で獣医師が保定した状態で濡れタオルを足に当ててみると、攻撃行動は出ないものの、嫌がる様子がみられた。そのままの状態をしばらく保持すると、嫌がる反応は小さくなった。
- 好きなおやつをあげている間に、本人が気にならない程度の小さな刺激から始めることなどをお話し、拮抗条件付けでの嫌悪刺激(今回の場合、濡れタオル)と報酬(今回の場合、おやつ)のバランスについて解説した。
- 基礎トレーニングとして、オスワリ、フセ、タッチ(マグネット)の練習を実演した。
- ステップを急ぎすぎると、悪影響を及ぼす可能性が高いことをお話し、まずは以前よりも安心できる人や環境の中に居ると犬に認識してもらうことが大切と説明した。
具体的な対応策
- まずは冷却期間を設けましょう
- 1~2ヶ月くらいは、無理に何かをしようとせずに、犬を安心させることを第一に生活をしていきましょう。
- 犬が楽しめることであればやってもらってもいいでしょう。犬が嫌がることを馴らすというのは控えましょう。
- 無理に足拭きしないようにしましょう
- 無理に足拭きするのではなく、バスタオルの上を歩かせるようにしましょう。
- 足拭き以外も、無理に抱っこして何かをするという形にしないようにしましょう。
- 散歩はできるだけ毎日行くようにしましょう
- 口輪に馴らす際は美味しいものを使って練習しましょう(購入されたメッシュ口輪について、飼い主さんより質問があったため)
- 好きなペースト状のおやつを食べる時間を長くするためには、ウェットフード用マットを利用するとよいでしょう
- 基礎トレーニングとして、オスワリ・フセ・タッチ(マグネット)などを実施するとよいでしょう
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