相談できる専門家を探すには?

IMG_2164-2出血を伴い犬歯が刺さる程度の咬みつきでは、半数以上の症例で薬物療法の適応になります。何が原因で発生しているかによって対応は異なり、食餌を守る場合は、守らせないようにする行動修正法を行ったり、触ったり抱っこしたりすると咬む場合には、触られることに馴らす行動修正法が必要です。いずれの場合も、薬物療法の補助により行動修正法を早く安全に進めることが出来るようになります。

犬のしつけを獣医師に相談するというのはイメージがわきにくいかもしれません。しかし、一般的なしつけと問題行動の治療は大きく異なります。人間でいえば、一般的なしつけは教育であり、問題行動の治療は精神医療といったところです。トレーナーや訓練士は教育者であり、獣医師は医者という違いがあります。そして問題行動は精神的なあるいは身体的な疾患が関与している可能性があるのです。

安易に自己流の改善を行うのではなく、まずは専門家に相談してみてください。犬と家族のために、是非相談に行ってください。行動学を専門にしている獣医師が近くにいれば、一度相談に行くことで、事態が大きく改善することが多くあります。

まだまだ行動診療をやっている獣医さんは少ないので、自分の家の近くで見つかるかどうかご心配な面もあると思いますが、まずは日本獣医動物行動研究会のサイトにアクセスしてみましょう。2019年現在、会員病院リストが公開されています。各都道府県内と近隣県まで含めれば、1カ所はそうした診療を行っている動物病院があるかなという状況です。是非こちらのリストをご利用ください。もちろん奥田も載っています。

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