柴犬の噛み癖は”しつけ”の問題ではなく”脳”の問題!? | ONELife~犬のしつけ教室&雑貨屋~ 

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柴犬しつけ&噛み癖研究所

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柴犬の噛み癖は”しつけ”の問題ではなく”脳”の問題!?

投稿日:2016.05.27|柴犬しつけ&噛み癖研究所

柴犬は、咬む・攻撃行動の最も発生しやすい犬種です。

咬みつく柴犬を飼われている飼い主さんは
『育て方が悪かった』・『しつけられない飼い主のせい』
などの指摘をされることもあるかと思います。

「柴犬のしつけ」でいろいろ調べてみても

『飼い主がリーダーになる!』
『毅然とした態度で』
『上下関係を分からせる』

などの情報が出てきます。

そして

『リーダーウォークをやってみたけどむしろ悪化した』
『上下関係を分からせようと戦ったけど負けた』
『すごく怯えるようになった』

などの副作用が出ることもあります。

『抱っこできない』
『食事に関連して攻撃的になる』
『犬歯が刺さる程咬まれた』
『これまでに10針以上縫っている』

切実な悩みを抱える柴犬の飼い主さんは多くいらっしゃると思います。

実は、柴犬の強度の攻撃行動は、しつけの問題ではなく(もちろんしつけ方の問題も要因もありますが)、柴犬特有の脳の機能によるもので、一種の行動の疾患である可能性が高いのです。

柴犬の脳の病気?

柴犬はオオカミに最も近い犬種と言われています。

世界には400種とも700種とも言われる犬種が有りますが、それを遺伝的な距離で二つのグループに分けると、『柴犬をはじめとした日本犬グループ』と『その他すべての犬種のグループ』に分けられるくらいです。

柴犬には常同障害と呼ばれる尾追い行動がよく見られます。詳しくはリンクをご参照ください。
http://tomo-iki.jp/shiba-problem/1553/

この尾追いの原因の一つは、脳内ホルモンのセロトニンであると言われています。
尾追いの常同障害ある犬にセロトニン代謝を調節する薬を投薬すると改善することが多くあります。

このセロトニン、感情のブレーキとも言われるホルモンで、攻撃性にも影響を与えます。
柴犬に攻撃行動が多いのは、セロトニン代謝や、その他の脳の受容体の多型なども関係があるのではないかと考えています。

セロトニン以外では、興奮性アミノ酸のトランスポーターの多型が柴犬の攻撃性に影響することが確認されています。
この興奮性アミノ酸のトランスポーターの多型は盲導犬では攻撃性ではなく活動性に影響するとのことでした。

このように、特に柴犬では脳の機能が攻撃性に大きな影響を与えています。

てんかんの可能性もある

また、別の研究では、攻撃行動のある犬の脳波を計測したところ、棘波と呼ばれるてんかん症例に特徴的な脳波が約9割の個体で確認され増した。そして、それらてんかん体質のある個体に、抗てんかん薬を投与したところ、そのうち8割で効果が認められたとのことでした。

つまり、攻撃行動には、てんかんの様な脳の機能的な異常が関連していることが多くあるということです。

イングリッシュスプリンガースパニエルの激怒症候群(レイジシンドローム)と呼ばれる攻撃行動は、前兆が全く見られない状態で突然起こる特発性の攻撃行動とされますが、激怒症候群と診断された個体中に、てんかんの焦点性発作が含まれていたという報告もあります。

しつけの問題ではなく、てんかんだったとすれば、しつけではなく投薬が適切な対処になると言うことがかなりの数潜在しているのです。

しつけの前に、脳の機能の異常を疑う

いくら
『上下関係を教えたい』と思っても、
『リーダーになりたい』と思っても、

脳の機能のレベルで異常があればうまく行きません。そもそも、上下関係で犬との関係は作れませんけどね。

そうした場合は、どのような異常が、どのような原因で発生しているか調べ、適切な投薬を含む治療が必要なのです。
詳しくはこちらhttp://tomo-iki.jp/shiba-problem/674/

咬む柴犬の飼い主の皆様、諦めないで、行動学を専門にしている獣医師の診察を受けてみてください。
まだまだ少ないですが、行動学の先生は1県に少なくとも1人以上はいます。
 ※ いない県もあるかもしれません。

もしどこに行ったらいいかわからなければ、お電話ください。ご紹介しますので。

では!