こんにちは!
こちらのQ&A記事では飼い主さんから過去に寄せられたご相談をご紹介します。
今回のご相談はこちら!
「ゲージ内でトイレが成功していたのに、ゲージから出して遊ぶようになったら失敗するようになってしまいました…」
トイレトレーニングはできるようになった!と思ったらまた失敗するようになったり…大変ですよね。
【回答】(ONELife代表 獣医行動診療科認定医 奥田順之)
ケージから出すようになったということで、本当ならケージの外で排泄したいと考えている可能性はあるかと思います。
犬は本来自分の寝床を汚したくない生き物なので、ケージの中での排泄を嫌う性質があります(嫌がらない子もいます)。そうした意味で、本当なら外に出たいけど、仕方なくケージ内で排泄している場合、トイレトレーではない場所で排泄するということはよくあることです。
ケージ以外の場所にトイレ用のサークルを設け、そちらで排泄するようにしつけることで改善するかもしれません。
また、適切な場所で排泄したら、褒める必要がありますが、激しく褒めると「嫌な事をされた」と思う犬も少なくありません。やさしく声で褒めて、フードを与えるようにします。頭を激しく撫でるのは逆効果になりやすいのでやめたほうがいい対応です。
また、カーペットのような液体がしみこむ素材があると、そこで排せつしたくなるのは犬の生得的な習性です。もし、ベッドへの排泄が多いようなら、ベッドをなくしてみる、素材を変えてみるということも考えられます。
成功確率を上げるというよりも、失敗させないような予防をする、失敗の可能性を下げるということに意識を向けると良いでしょう。
こちらの動画も参考にしてください。
以上、トイレトレーニングでお悩みの方の参考になれば幸いです。
ぎふ動物行動クリニック(岐阜本院・浜松分院)の問題行動診療
犬のしつけ教室ONELife/ぎふ動物行動クリニック(岐阜本院・浜松分院)では、獣医行動診療科認定医の奥田順之が院長を務め、行動診療専属の獣医師が2名、CPDT-KA資格を持つトレーナーが2名在籍し、犬の噛み癖、自傷行動(尻尾を追って噛む、身体を舐めすぎて傷ができるなど)、過剰な吠えなどの問題行動の相談・治療に取り組んでいます。
岐阜本院では岐阜・愛知など東海地方を中心に、浜松分院では静岡県西部周辺地域(浜松、磐田、掛川、豊橋、新城など)を中心に診察・往診を行うとともに、全国からの相談に対応するために、オンライン行動カウンセリング、預かりによる行動治療を実施しています。
また、岐阜教室・浜松教室にて対面でのパピークラス(子犬教室(初回無料))を実施しております。
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